コアセラピーセミナー2009
「オーバーヘッドスポーツ選手のアッパーコアに対するコアセラピー」
(1)セミナーの目的
野球における投動作、テニス・バレーボールにおけるサーブなど、いわゆるオーバーヘッドスポーツでは、肩関節および肘関節の傷害が高い頻度で発生します。その理由として、解剖学的な脆弱性、体幹・肩甲骨・上肢骨のアライメントの問題、腱板を含む肩甲骨周囲筋の機能不全、肘下がりなどのフォームなどが取り上げられています。これらに対してコアセラピーでは、上位胸郭・頚椎・肩甲骨のリアライメントを基盤としたアッパーコアに対する評価法を構築し、問題点を効率的に解決する運動プログラムとしてThoraConを提案してきました。その結果、短時間で問題が絞り込まれて治療を集中することが可能となり、治療期間の短縮が認められます。臨床を重ねる中で、これまで以上に効率的かつ効果的な評価と治療法に進化してきました。
今年度のUpper Coreセミナーでは、オーバーヘッドおよびスイングスポーツの上肢外傷に対して、アッパーコアに着眼したコアセラピーの考え方と実際を紹介します。講義と実技の中で、アッパーコアの体系的な機能的問題点の捉え方と治療戦略の立て方を体験していただきます。なお、オーバーヘッドスポーツやスイングスポーツは全身運動であり、上肢・体幹のみならず下肢および骨盤への注目が不可欠です。こちらの問題を扱った骨盤・下肢とスポーツに関するセミナーは、来年度以降に実施する予定です。
このセミナーでは,コアコンディショニングやコアセラピーの基本についての講義は行いません.初めてコアセラピーセミナーにご参加される方は,事前に「コアコンディショニングとコアセラピー」(講談社)の第3章と第5章をお読みください.
(2)対象
理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、アスレティックトレーナーなど
(3)到達目標
l 胸郭・肩甲骨・上腕骨の運動とアライメントについて理解する
l 胸郭・肩甲骨・上肢骨の異常運動並びにマルアライメントと肩・肘関節外傷との関連性を理解する
l オーバーヘッドスポーツ特有のアッパーコアの運動連鎖と異常運動、ならびにマルアライメントを理解する
l オーバーヘッドスポーツにおけるコアセラピーの考え方と方法を理解する
(4)プログラム
時間割 | タイトル | 講師 |
14:00-14:50 | 講義1:アッパーコアの運動学とバイオメカニクス | 山本 大造 |
15:00-15:50 | 講義2:オーバーヘッドスポーツの上肢外傷の概念と発生機序 | 杉野 伸治 |
16:00-16:50 | 講義3:機能評価と治療概念 | 山本 大造 |
17:00-17:50 | 実技1:機能評価の実際 | 杉野 伸治 |
18:00-19:20 | 実技1:肩関節外傷に対するコアセラピーの実際 | 山本 大造 |
19:30-20:50 | 実技2:肘関節外傷に対するコアセラピー | 杉野 伸治 |
(5)講義内容
■講義1 アッパーコアの運動学とバイオメカニクス
【講師】
ゴルフレスキュー 山本大造
【内容】
姿勢や運動機能、投球動作に関与する胸郭、肩甲骨および上肢の機能解剖学、アライメント、運動学について講習するとともに、この後の評価やエクササイズで注目すべきポイントについて解説します。
肩甲骨は鎖骨を介して胸郭と連結するため、胸郭のマルアライメントに影響を受ける事は良く知られています。胸椎・肋骨・頚椎・肩甲骨のマルアライメントと運動機能の相互の関連性について整理します。
肘関節のアライメントは、上腕骨と肩甲骨のアライメント、前腕の回内外の制限によって影響を受けます。回内外の制限がもたらす、肘・肩関節のアライメント変化について整理します。
■講義2 オーバーヘッドスポーツの上肢外傷の概念と発生機序
【講師】
貞松病院 杉野伸治
【内容】
本講義では、一般的な投球傷害肩とおよび野球肘の病体を整理し、投球動作のバイオメカニクスなかで、肩と肘において上肢外傷を発生させるメカニカルストレスについて解説します。投動作の反復によって生じるマルアライメントと筋疲労が、神経絞扼傷害を惹起する事も臨床では遭遇します。アライメント変化と絞扼ポイントとについても整理します。
肩においては、胸郭・肩甲骨のマルアライメントが投球動作の各フェイズでどのような応力集中を引き起こすかを解説します。
肘の外傷については、マルアライメントの発生メカニズムである前腕回内外制限と外反肘の関連を説明し、痛みと投球フェイズにおける応力集中のタイミングについて解説します。
■講義3 オーバーヘッドスポーツの上肢外傷における機能評価と治療概念
【講師】
ゴルフレスキュー 山本大造
【内容】
評価は、上位胸郭、頸椎、肩甲骨、上腕骨、前腕のマルアライメントと可動性を中心に問題点の絞り込みの方法を解説いたします。
肩甲骨周囲については、特に正常な肩甲上腕リズムとの差異を徒手操作によって割り出し、治療方針決定の道筋を説明いたします。肘関節については、肘頭と肘頭窩の位置関係に注目し、前腕の回内外制限と肩甲上腕関節のアライメント不全について、問題点を探し出す手順を解説します。末梢神経の絞扼については、固有知覚領域とそれから類推される筋のリリースポイントを解説します。
■実技1 オーバーヘッドスポーツの上肢外傷における機能評価
【講師】
貞松病院 杉野伸治
【内容】
前の講義の流れを元に、実際に胸郭・肩甲骨・肩関節の機能異常についての評価を行います.肩甲上腕リズムのスムーズさ、肘関節の完全伸展、前腕回内外可動域に着目し、特に疼痛誘発テスト,疼痛減弱テストの結果を注意深く考察し,その結果に基づいて治療方針を立案します.
■実技2 オーバーヘッドスポーツの肩関節外傷におけるコアセラピー
【講師】
ゴルフレスキュー 山本大造
【内容】
機能評価に基づき、コアセラピーを進めていきます。アライメントおよび可動域、肩甲骨の安定化をはかるためのエクササイズを体験して頂きます。
■実技3 オーバーヘッドスポーツの肘関節外傷におけるコアセラピー
【講師】
貞松病院 杉野伸治
【内容】
肘の機能評価に基づき、肘の完全伸展・前腕の回内外可動域の回復を中心とした上肢機能のセラピーの実技を行います。
(6)講師名 およびプロフィール
山本 大造(やまもとだいぞう)
■現職
ゴルフレスキュー コンディショニングルーム
日本コアコンディショニング協会コアセラピー研究部会員
■学位・資格
理学療法士
■学歴
1995年 同志社大学商学部 卒業
1999年 行岡リハビリテーション専門学校理学療法学科 卒業
■職歴
1999-2001年貴島病院本院リハビリテーション科
2001-2003年横浜市スポーツ医科学センター整形診療科理学療法室
2003-2007年貴島病院本院付属クリニック理学療法室
■スポーツ関係
1995年 京都パープルサンガ マッサー
■著書(分担執筆)
ACL損傷予防プログラムの科学的基礎(ナップ)
コアコンディショニングとコアセラピー(講談社)
整形外科疾患のリハビリテーション(メディカ出版)
セラピストのための疾患の知識(メディカ出版)
■セミナーなど
コアセラピーセミナー:講師
杉野 伸治(すぎのしんじ)
■現職
貞松病院リハビリテーション科副科長
Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy 代表
日本コアコンディショニング協会コアセラピー研究部会員
■学位・資格
理学療法士
■学歴
1999年 長崎医療技術専門学校理学療法学科 卒業
■職歴
1999-現在 貞松病院リハビリテーション科
■スポーツ関係
2006年 第5回東アジア地区バレーボール選手権大会(台湾)
2006年 第13回バレーボールアジアU-20男子選手権大会(イラン)
2007年 バレーボールU-20世界選手権大会(モロッコ)
2008年 第14回バレーボールアジアU-20男子選手権大会(イラン)
■著書(分担執筆)
ACL損傷予防プログラムの科学的基礎(ナップ)
コアコンディショニングとコアセラピー(講談社)
■セミナーなど
・コアセラピーセミナー:講師
・臨床スポーツ理学療法セミナー(CSPT):講師
Etiam bibendum erat. Vivamus lorem. Cras vehicula, eros sed auctor gravida, metus tortor volutpat lacus, et venenatis neque ligula at metus. Phasellus eu nisi. Praesent ante turpis, malesuada eu, tincidunt eu, tempor sollicitudin, diam. Morbi eget neque at mauris imperdiet fringilla. Suspendisse urna lectus, blandit sit amet, ultrices eu, bibendum sed, risus. Vivamus et justo. Fusce ultrices sagittis orci. Proin eleifend tortor eget purus.
Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Maecenas nonummy, dolor nec porta imperdiet, odio ante faucibus libero, vulputate aliquet elit velit sit amet massa. Sed faucibus tellus nec quam. Duis convallis ornare nunc. Sed in ipsum. Etiam bibendum erat. Vivamus lorem. Cras vehicula, eros sed auctor gravida, metus tortor volutpat lacus, et venenatis neque ligula at metus. Phasellus eu nisi. Praesent ante turpis, malesuada eu, tincidunt eu, tempor sollicitudin, diam. Morbi eget neque at mauris imperdiet fringilla. Suspendisse urna lectus, blandit sit amet, ultrices eu, bibendum sed, risus. Vivamus et justo. Fusce ultrices sagittis orci. Proin eleifend tortor eget purus. Quisque eros diam, feugiat pulvinar, varius nec, lobortis ut, velit. Donec scelerisque lorem a massa.
Cras justo. Donec laoreet sagittis magna. Aenean mauris. Donec vestibulum quam ut velit. Nunc faucibus mi. Aliquam turpis nibh, porttitor quis, semper eu, iaculis vel, enim. Ut cursus mollis ligula. In massa risus, porttitor et, vestibulum nec, tempus ut, nunc. Cras fermentum. Vestibulum risus. Fusce vel diam vel turpis venenatis viverra. Donec nulla sem, imperdiet et, tristique aliquet, sagittis vitae, quam. Nunc luctus. Duis ultrices sodales nibh.
Etiam bibendum erat. Vivamus lorem. Cras vehicula, eros sed auctor gravida, metus tortor volutpat lacus, et venenatis neque ligula at metus. Phasellus eu nisi. Praesent ante turpis, malesuada eu, tincidunt eu, tempor sollicitudin, diam. Morbi eget neque at mauris imperdiet fringilla. Suspendisse urna lectus, blandit sit amet, ultrices eu, bibendum sed, risus. Vivamus et justo. Fusce ultrices sagittis orci. Proin eleifend tortor eget purus.-->